尖圭(せんけい)コンジローマ
① 尖圭コンジローマの症状は?
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスによる感染症です。
性行為などによる接触感染で起こります。
陰茎部包皮、亀頭部などに、カリフラワー状と表現されますが、もこもこした表面不整なできものが出来ます。
数や形などは様々ですが、多くはDrが診ることで診断が可能です。
② 尖圭コンジローマ、いつかかったの?
潜伏期間は約1から6か月(平均で約3か月)といわれています。
よって性行為があってからも比較的時間が経過してから発症することが多いとされています。
よっていつ感染したかわからないことも多い疾患です。
不特定多数の性交渉などは、こうした感染症のリスクを増大させます。
注意しましょう。
また、陰茎部に表面不整なできものできた場合は、一度、専門の診察を受けましょう!
③ 尖圭コンジローマの治療とは?
コンジローマの治療には、
- 薬物療法
- 液体窒素による治療
- レーザーでの焼灼治療
などがあります。
薬物療法は、イミキモド5%クリーム(ベセルナクリーム5%®)を使用します。
保険診療で可能です。
1日1回、1週間に3回、患部にこのクリームを塗ります。
6〜10時間後に、患部を、石けんなどを使って洗います。
(長時間の塗りっぱなしは、患部の皮膚がただれることがあります。最大で10時間とされています。)
約8週から12週間で症状が改善することが多いです。
最大16週間まで保険適用での治療が可能です。
液体窒素やレーザーで患部を治療する方法もあります。
各治療については、医師にご相談ください。