HIV
注)当院では、HIV診断後の治療・検査およびフォロー検査は行っておりません。
専門の施設をご紹介しております。あらかじめご了承ください。
① HIVとは?AIDS(エイズ)と何が違うの?
HIVとAIDS(エイズ)よく聞きますが、この違い分かりますか?
HIVとは正式には、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウィルス)といいます。
HIVとはその原因ウィルスの名前です。
HIVには1型と2型があります。
人の免疫に重要なのはTリンパ球やマクロファージに感染するウィルスです。
AIDS(エイズ)は、正式には Acquired Immuno-Deficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)といいます。
HIVウィルスに感染し、様々な病気を発症した場合、AIDS(エイズ)と呼びます。
AIDS(エイズ)HIVによって引き起こされる病気のことを指します。
② HIVの検査は?即日検査はいつから?早めに検査できるの?
HIV感染症の検査は、採血検査になります。
HIVの抗原や抗体を診る検査となります。
まず、スクリーニング検査としての即日検査があります。
即日検査は、保健所や各自治体などが指定した施設で検査できる場合があります。
また、感染症の病院・クリニックでも検査が出来る場合があります。
こうしたスクリーニング検査を行い、その後、確定診断のための詳しい採血検査をHIV治療の指定機関(病院)で行います。
まずは、疑わしい、心配がある場合は、即日検査をお受けになるのがベターです。
採血で、結果は約15分程度で分かります。
保健所等では匿名の検査も可能な場合があります。
即日検査希望の場合はご相談ください。
即日陽性後の確認検査、指定の期間をご紹介いたします。
検査に伴う注意
下記検査に伴う注意です。
即日検査は、どんなに早くても感染機会から28-30日以上経過しないと判定できません。
第4世代の抗原抗体検査は、一般的には、抗原は約4週以上経過、抗体は2か月以上経過していれば不安行為を判定できますが、それ以前であると十分ではありません。
また、一般的には、抗原は1型HIVをみており、抗体は1型・2型を両方みています。
日本では多くは1型HIVによる感染です。
比較的感染機会から早めに検査を行いたい方は、HIV1-RNA定量検査(リアルタイムPCR法)という採血検査があります。
自費になると思いますが、約10-14日経過していれば判定できることが多いです。
ただし、これも1型のみで、即日では判定出来ませんのでご注意ください。
詳しいHIVの情報は、こちら(どんな検査があるの?|HIV検査・相談マップ)をご参照ください。